へんじがない、ただの引きこもりのようだ

ゲームとともに歩む雑記ブログ

どの次元も夏は暑い

 

バーチャルマーケット(Vket)に行ってみた。

その名のとおりバーチャル世界のイベントなので、家からは一歩も出ていない。

 

この記事を書いている時点では全てのワールドをまわったわけではないが、とにかくイベント期間中に行ってみたかった。VR機器はいまだに持っていないので、デスクトップモードでの参加である。

昨今の暑い日でも涼しい部屋から出ずにイベントに参加できる良い時代である。出会う人々とかわす言葉は「暑いね」ばかりだが。バーチャル世界でも「水分補給して」と注意喚起がされるくらいの酷暑である。

 

 

 

 

バーチャルマーケット2024 Summer

 

想像以上に人がいた。ちゃんと「お祭り」なんだなあと実感した。

 

まだ下にワールド一覧が続いている

 

現実世界と異なるのは、あくまでバーチャルの世界なので、同じワールド(会場)にいても数十人ごとに区切られたインスタンスでわかれている。そのため、実際に遭遇する人はそう多くない。会場一つ一つはかなり広く、群衆が出来ているというより点在している感じだった。

人でごった返しているとそれはそれで気疲れしてしまうので、これくらいがちょうどいいのかもしれない。現実世界も付近の人間を非表示にする機能が欲しい。

 

 

バーチャル出展

 

企業出展のワールドと一般出展のワールドがあるので両方少しずつ見てきた。先述のとおりすべては回り切れていないのは、純粋に広く、見る場所が多いから。期間内にはまわりたいという気持ちだけは持っている。持ってはいる。

 

 

パラリアル大阪。企業出展ワールド。

大阪に一度行ったことがあるが、遠い昔の話なので、道頓堀でたこ焼きが船に乗っていたのはすっかり忘れていた。確かにガイドさんが「グリコの看板に気を取られていると、ソースが降りかかることもあります」なんて言っていた気がする。存在しない記憶。

 

ここに限らず元々ある都市をバーチャル化するのはよくあるが、よく作ってるよ本当に。わかりやすく「バーチャル」で「お祭り」感があって、いるだけでなんだか楽しい。

バーチャル道頓堀もサーっと通り過ぎただけなので、あとでもう一度見に行こうと思っている。

 

 

 

一般出展のワールド二種。

 

もちろん作っているものもすごいし偉業そのものだが、決められた小さなスペースで工夫して見せているのもすごい。商品紹介よりもその魅せることに特化した作品のようなものすらある。

 

なお、一枚目はコミュニティイベントに参加してブースを巡った時の様子。VRC自体、BlenderやUnityの実験場として使用しているので、あまりイベントに参加することはない。だからこそ参加するたびに「いろんな人がいるなあ」と同じ感想を抱いている気がする。Vtuberがいたり、ロールプレイをしていたり、インモラルなアバターで荒らしていたり。

良くも悪くも現実世界の常識とはかけ離れた世界なので、発想の柔軟さというか、新たな視点を持てる。カオスそのものだけど。無法地帯。

 

 

現実は暑い

 

Vketは現実世界でもイベントを行っているらしい。バーチャルなのか現実世界なのか、公式で混在させてくる。もはやそう区別しようとする考え方が古いのかもしれない。

現実のイベントも行きたくないわけではない。別に欲しいものはないけれど、雰囲気を味わいたいという気持ちはある。その気持ちが億劫さと未来の気疲れに勝てないだけ。

 

行ってみたいという話でいうと、美術館や博物館なども行ってみたいと思うことが多い。知識もなければ明確な目的があるわけでもない。

ただ、わけがわからないものを見て、わけがわからないな、と感じてみたい。ほかに何か感じるものがあるのか、それとも何も思わないのか、自分がどう感じるのか自分の感性に興味もある。

 

そうはいっても外に出るという第一関門が特大すぎて超えられないので、いつまでたってもいくことはない。夏は暑いし冬は寒い。猫はこたつで丸くなる。

 

第一関門を超えるような物欲があまりないのも一因だと思う。きっとどこかへ行っても買うものはないのだろう。

「家で使うのだろうか」「再び見直すのだろうか」「どこに置くんだろう」「それを見ても何も起こらないのでは」と、買ったあとの余計な部分が瞬時に浮かんで脳内で渋滞を起こす。考えるのが億劫になり、「必要ない」という結論に集約される。そうした結果、自宅の砂漠化が進む。猫は砂漠でも丸くなる。

 

 

何が言いたいって、非日常感を味わうだけならバーチャルほど適したものはないという話。バーチャル世界、ハマる要素しかなさそうだが、とりあえず3Dモデルを作ろうね、ハム太郎。

個人的にはバーチャル上で自分ではない何か、になりたいわけではなく、自分に変わる何かを動かす傍観者でありたいので、人生を破壊するMMORPG待ってます。

 

 

 

完?