錬金控えめ(当社比)の錬金術士、はじまります。おわりました。
ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~
アーランドシリーズの4作目ということで、アーランドシリーズ3部作が完結してからかなりの間をあけて発売されたルルアのアトリエ。
アトリエシリーズを初めてプレイしたのがアーランドシリーズで、それはそれはもう何年も前の話なので、正直なところほとんど話を覚えていなかった。
「ああ、こんなキャラいたようないなかったような」
「そんな話あったようななかったような」
「この場所、前にいったようないかなかったような」
そんなうろ覚えを極めた状態でやるアトリエは、それはもうストーリーが……いや、特に影響はなかった。
そんなに覚えていなければ困るほどふかーいストーリーがあるわけではない。ぼくのかんがえたさいきょーのアイテムを錬金し、試し打ちと言わんばかりにそこら中のモンスターに投げつけまくるのがアトリエだ。
とはいえ街並みを見たら「ああ、あったなあ」と思い出すこともあったりなかったりした。全体的にふわふわである。
ちなみに今作の主人公ルルアはアーランド1作目主人公ロロナの娘だが、実の娘ではなく養子である。ロロナとステルクがくっついたわけではない。
完走した感想
序盤は各キャラが思わせぶりな発言と演出が本当に多く、不快さを覚えたことすらあった。
謎めいたキャラが数人いるのはいつものことだけど、歴代のキャラも主人公の友人もみーんな思わせぶりしてきた。そんな心の内を打ち明けられないほど親密度が低いのかと思ってしまったが、アトリエシリーズは長時間プレイすることになるので終盤にはすっかり気にならなくなっていた。
いつものアトリエらしく、終盤はぶっ飛んだことを錬金術で解決しようとする主人公がそこにはいた。
今の世界線のルルアはBADエンドの世界線のルルアに救われたから、BADエンドの世界線のルルアも救いたいという話だ。1秒ごとに~世界線をこーえて~。
ラスボスを破壊してちゃんちゃん。
昨今のアトリエでは珍しく、ぶっ飛んだ特性やぶっ飛んだ錬金アイテムがそう多くなかった。それに加えて意識的に錬金に没頭しないように適度にストーリーを進めていたおかげで、戦闘はそれなりに苦戦した。
最近はアイテムや特性で全てを破壊していたので、NORMAL難易度でちゃんと苦戦するアトリエを久しぶりにやった気がする。つまりいつもは錬金をしすぎ。
エンディング分岐
ライザシリーズではエンディング分岐が無かった気がするが、ルルアはエンディング分岐が存在した。
クリア直前のデータで全エンディングの条件を達成して、一周で全エンドを回収するのはもはや恒例行事である。
トゥルーエンドのスチルよりこのノーマルエンドの方が気に入っていたりなんだり。
今作のヘンテコエンディングはカレーエンド。
カレーが好きだから錬金だけじゃなくてカレー屋もやろうというカレーエンド。
このエンディング分岐を発生させるために高品質なカレーを何種類も錬金しなければならないため、今作の品質999枠はカレー用の秘伝のスパイスとなった。冷静に考えると「カレーを錬金」ってなんだ。
主人公のカレー狂いは大したもので賢者の石をカレーに突っ込んだ結果、しびれを切らした親友にジャイアントスイングされるイベントもあった。
なんちゅう構図。
おわるはずだった
とりあえずエンディングを迎えたのでおしまい。
一応全エンディングを回収することが出来たが、クリア後の要素も含めてプレイすることで実績コンプリートとなるので、もうちょっとだけ続くのじゃよ、といったところ。
ということでクリア後の世界は別の記事……にする予定だったのだが、ものの数時間で実績コンプまでたどり着いてしまったのでそのまま続きを書こうと思う。
最強への道
先述の通り、錬金に集中せず進めたおかげで戦闘に苦戦するようになり、戦闘を適度に避けつつ進めたのでクリア時のレベルは70台だった。今作はレベル100でカンストなので、100まで上げる必要があるというワケ。
そこで役に立つのがアイテム。
即死耐性のないモンスターにあてると即死させることが出来る特性「一撃必殺」。これがついた爆弾を投げつけるだけの簡単な作業。
ものの数十分でカンストしましたとさ。今ごろ犠牲になったウサギさんから恨まれていることでしょう。即死耐性つけて出直してきな。
これがわたしの必殺技!
すべての必殺技発動が条件。そもそも必殺技を覚えるのがレベル80のキャラクターもいたので、クリア前に達成することはできなかった。
攻撃をする、もしくは攻撃を受けると貯まるゲージを100貯めると発動できるのだが、一部キャラクターは200貯める必要があったのが面倒ポイント。
そこらの雑魚敵相手にひたすら防御して無理やり発動させて達成。
絶えず殴ってくれたウサギさんありがとう。見事にオーバーキルです。
憧れを超えて
クリア後に出現するレシピが存在するので、クリアするまでは達成不可能。
ということでクリア後に出現した究極の爆弾を作成。
恒例のN/Aも改良に改良を重ね、N/A TypeΩとなった模様。
カレーエンドのために多種多様な属性を兼ね備えた最高品質のカレーを材料に、品質999の爆弾を量産して難なく調合完了。
が、実績を達成できず、調べてみたところ純粋に作り忘れていたアクセサリーが数個とダンジョンから回収できていなかったレシピが1つあり、それらを作成することで実績が埋まった。
どうして見落としていたのかわからないくらいすっぽりと抜けていたアクセサリーが数個あったのにはさすがに驚いた。目が節穴。
実績コンプリート
印象に残った実績をいくつかピックアップしたが、これで無事全実績解除。
37時間。アトリエにしてはそんなに時間がかからなかった方である。
直近の不思議シリーズ、秘密シリーズに比べると錬金システムが単純なので、おそらく錬金に没頭していたとしてもそんなに時間はかからなかったと思う。
いつの間にかシリーズファンとして毎作プレイしているが、2025年3月発売のユミアのアトリエも時が来たらプレイする予定。アトリエシリーズはまた来年会いましょう。