一生探索。探索はズッ友だょ。
ユミアのアトリエ所感第二弾。
前回よりももう少し踏み込んだ仕様に関して良いところも悪いところも気になった部分を書いていく。事前に公開されている要素以上のストーリーのネタバレはないが、アイテムや機能のネタバレはある。ストーリーやサブイベントは次回以降に書く。
それと、現Verでのバグ対処も最後に書いておく。
ストーリー?いーや、探索だね。
ひたすら探索に探索を続けている。それくらい探索しがいのあるフィールド。気の済むまで探索を終えてからストーリーを進めるスタイルなので、全然進まない。
壁3段ジャンプができることで、正規ルート以外からの探索も可能。たどり着いた段階では突破できないギミックがある場所も、脇にある山を登って見つけた隙間から侵入したりと結構やりたい放題。
フィールドを道なりに歩かず、ふらふらするタイプにぴったりの仕様。私のことだ。
そういえばこれだけやりたい放題アクションなのに、まだフィールドでスタックしていないな。どこかで引っかかりそうなもんなのに。
探索といえば、これは最序盤からわかることだが、初期の地域ですら広大なマップなのに、全体マップを開いたら今作の探索範囲の広さに驚いた。
そこに宝箱がある限り、探索は終わらない。
素材が溢れない
探索を進めていて困ること。それは、カゴからアイテムがあふれること。
カゴがいっぱいになってしまって持ちきれない!拠点に帰らなきゃ!ということがアトリエシリーズでは頻繁に発生する。
なんと、今作は一度もカゴからあふれる事象が発生していない。
目に入ったものを好き勝手に採集しているというのに、まだ一度もカゴからアイテムがあふれていない。
その理由の1つは、各地に存在するキャンプ地にコンテナを設置すると、その地点に足を踏み入れるだけで、カゴからコンテナにアイテムが収納される仕様があり、アトリエに戻る必要がないから。
とはいえ、それを除いたとしても全然あふれない。カゴの容量が大きいからなのか。良いことだ。
素材関係でシリーズ恒例の問題が発生していないものがもう1つあった。採取しすぎて、コンテナの上限を気にしながら採取することになる問題だ。
序盤に採取した素材はランクが低かったり、大して強くない特性が付与されているので、ストーリーが進むにつれて、いらない素材へと変化していく。そうなったときに序盤に大量採取した素材がコンテナを圧迫して、最終的に店で個数順にソートし、安いものから売りさばくような過程が発生したりしなかったりする。
さらに、そういった経験があるからこそ、素材を減らすために、あえて序盤の弱い素材を使用して錬金したりする。そんな、この世界における無駄な処世術を見せたりもする。
だがしかし。
このトレードという物々交換機能で、いらない素材を簡単に大量廃棄することができるので、コンテナすらあふれない。我々は素材管理から解放されたのだ。
やっていることとしては、過去作の店で売りさばくのとあまり変わらないが、素材がスタックされているので選択が容易である。ここをストレスフリーにしてくれたおかげで、余計なことを考えずに見境なく採取できて楽しい。
まだ探索できる
開拓任務という、報酬付きの探索目標も存在している。
現時点で2マップ分の開拓任務を終えたが、あくまでもその地域での調査目的のサブミッションをこなしましたよ、という証でしかない。
これとは別に探索度が設定されていて、この開拓任務を終えたところで探索度が100%になったりすることはない。探索のしがいがありすぎる。
それにしても思ったよりも銃を使った探索は面白い。
パッドでのエイムが難しくて、ウギャアアアアと声を上げかけたことも何度かあるので、もう少しエイムアシストを効かせてくれてもよかったのかも。
PC版なので、遠くのスイッチを押したりする部分はマウスを握っているけれど。
錬金はちょっと
いろいろと探索の楽しい要素やストレスから解放されたことを書いてきたが、錬金は手放しでほめられるものではない。
パズルゲームが好きでうまく錬金できた時の快感を得たい人は不思議シリーズ、「ワシは最強の道具を作ってるんじゃよ、グヘヘヘヘ」と強化に強化を重ねる喜びを得たい人はライザシリーズの錬金をするといい。アトリエ恒例の錬金目当ての人には今作を薦めることはできない。
良い言い方をすれば、考えたり工夫する余地が減ったことでシンプルに強くなれるようになった。探索やアクション目当ての人には嬉しい変化かもしれない。
ダンスすな
これは何とかなったでしょという部分。
この調合開始のポーズをとるまでの演出が長い。
調合に時間がかかるならまだしも、調合するアイテムを選択!よし、やるぞ!という段階でくるくる回られると、「やっぱやーめた」がしづらい。
いや、事前に回ってもいいけど、スキップさせてほしい。調合後のクルクルはいつも通りスキップできるのに。
※追記:アップデートでスキップ機能を追加予定とのこと。
レシピレベル依存
ぼくがかんがえたさいきょうのあいてむを作るにはレシピレベル上げが必須な今作。
レシピレベルさえ上げてしまえば素材の自動投入でもつよつよアイテムが作れてしまう。それくらいレシピレベルが大事。
素材の自動投入は貴重な素材が使われることがあるので、いつもはあまり使用しないのだが、良くも悪くも素材管理をしなくて済んでいるので、今までで一番自動調合を使用している。
手動でやったところで、中和剤や元のアイテムに特性を付与させて、その特性を渡して……という作業ができなくなっているので、工夫のしようがないともいえる。調合画面で悩んでオリジナルアイテムを作る、という楽しみはない。
なお、レシピレベルを上げるための残響片は探索中に入手できるが、明らかに出現率の高い場所が点在しているので、いつかそこをマラソンすることになるのだろう。
セーブ&ロードで復活している気がする。
高濃度マナ領域バグと対処法
これはバグ対処なので、現時点で判明していることを記録しておく。
Steam版Ver.1.0.0.1(タイトル上はVer.1.00c)で発生。
高濃度マナ領域という、足を踏み入れるだけでエナジー(画面右下のピンクのやつ)が徐々に減少していく、マナの霧に覆われた制限エリアがこのゲームには存在している。
めちゃくちゃざっくり書くと、「マナの霧で困っているから霧を晴らしていこう!」というストーリー上の目標もあり、霧を晴らすことで制限エリアが解除されてエナジーの減少なしに探索できるようになる仕組みになっている。
その高濃度マナ領域が晴れないどころか、全世界にかかってしまうバグが発生した。
このバグが発生すると、既にマナの霧を解除した地域でも、そうでない地域でも関係なく全域が高濃度マナ領域になり、天候も変化せずに延々とエナジーが減り続ける。ユーザーに不利なバグである。
・マップの切り替え
・イベントシーンに入る
・ストーリーを進行させる
・ベッドで休息する
などでは解除されなかった。
なお、ベッドで休息すると、マナの霧の中で休んだことになり、エナジーが急速に減少する。やめとけ。
対処法はゲームの再起動。
再起動をすることで、正常な天候に戻る。
とはいえ、各所でエナジーが供給されるギミックがあるおかげで、そう簡単に尽きるようなエナジーの総量ではなく、数時間に一度補給が必要になるくらいのものだった。
酸素濃度が~~とか、よくある行動制限系ギミックよりもはるかに軽いギミックだということが、このバグを通して理解できた。マナの霧なんて無視して、探索探索ぅ。