本は本でも、マンガに対して文字が多くイラストが無い本を表現するときに「活字本」という表現をすることがある。
どうもこの表現がしっくり来ていなくて、既に3回は検索をかけている。覚える気がないのか。
カテゴリも「マンガ」から「本 / マンガ」に変えておいた。マンガも本に含まれているので「本」でいいじゃんというご意見もいただいております。いいえ、いただいておりませんし、いただいていても無視します。
別にマンガだけじゃなくて小説や図鑑とかも読むかもしれないしなあ。急に詩歌に目覚めるかもしれないし。オールマイティな「本」と入れておけば、カテゴライズに困ることはない。
鉄は熱いうちになんとやら
大した冊数は読めていないのだが、読後のメモから思い出して話を膨らませるのには有効期限があるので、短くても忘れないうちにブログに残しておくことにした。
ブログに残っていないのは不便だしもったいない。
寝る前に読むように習慣づけてしまったので、寝る時間がだらだらと遅くなってしまう。風呂かどっかで読めばいいんだろうか。
今日も今日とて少しずつ積読を崩していく回。新しい本なんて買ってる場合じゃないんですよ。買ってるわけないじゃないですかまったく。
税金で買った本
以前記事に書いた時の続き。全部で10巻以上出ているらしいけれど、まだ序の口も序の口で良いところ。少しずつ進めている。
相変わらず面白いことには変わりないんだけれど、「読み聞かせ」で思い出すことが少しあった。
小さい頃に私も図書館の読み聞かせ会みたいなものに連れて行ってもらったことがある。
発語する分、文章が進むテンポが遅くて先に進めたい欲が出てきたり、逆に前の場面がもう一度見たくなったりして、いてもたってもいられなくなることがあった。さらに、まわりの子の反応が嫌な意味で気になってしまって嫌だった。周りの目も気になるし、周りの反応も気になる。
それでも、図書館の人の読み方には特徴があって、「抑揚がすごいな」と幼いながら思ったのを思い出した。
作中の読み聞かせ会でもそんな印象に残るような読み方をしている場面があり、その読み聞かせを聞いた子供たちと同様、当時の私も大人になっても忘れられない強い想い出になったんだなとしみじみと感じた。
絵本より紙芝居をめくってみたかったな、小さい頃は。紙芝居にはキッズの私を惹きつける謎の魔力があった。
ジョジョの奇妙な冒険 PART2
いわゆるジョジョ第2部「戦闘潮流」。
第1部を読んで、「結構おもしろいじゃーん」となったので第2部も購入していたのだが、浅漬けになっていた。
ジョジョを勧めてきた複数の友人から「ジョジョは何部からでもいいからはよ見ろ」と言われてきたが、今のところ第1部から読んだ方がよさそうな気がしてならない。
たしかにメインの話は独立しているのだけれど、前提知識としてディオとの確執や石仮面の謎、波紋などの用語がわかっていた方がすんなり頭に入ってくると思う。
まだ読み終えてはいないが、なんなんだろうね、この真似したくなるセリフの数々は。
インターネッツの定型文だったり、他の作品でオマージュされていることが多く、元ネタがジョジョであるということも知らずに使ってしまっていることも多いけれど、そうなるのも頷ける言葉ばかりである。
既に読んだところで行くと「逃げるんだよォ!」とか「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!」とか。
いつか全部読んでそうだよこれ。
え、いま第9部? 無理かも。
2.5次元の誘惑
これ大昔にどこかで記事にしたんだけれど、珍しく今も最新刊まで買い続けているシリーズ。
見た目も中身もエロ要素が強くて人を選ぶんだけれど、内容は少年ジャンプのバトルマンガみたいな友情・努力・勝利の系譜。これジャンプ+連載だったわ。
決まって良い方向に話を気持ちよく回収してくれるから、精神的負荷も少なく、毎巻楽しみにしている。オマージュというかパクリというかネタが多いので、サブカル知識を必要とするタイプだけれど。たぶん3割くらいしか拾えていない。
今月発売された23巻で、かなり前の巻から張っていた伏線を綺麗に回収していったことに感心したので、ここに取り上げた。お前、そろそろ終わるんか?
黒猫を飼い始めた
黒猫を飼い始めた
カテゴライズを改めた原因はこれ。
書き出しの1行がすべて「黒猫を飼い始めた。」で始まるショートショート集。短編集よりもさらに短いやつ。短いので普段140字すら読めない人でも安心。いや140字以上あるわ。
「新しい本なんて買ってる場合じゃないんですよ。買ってるわけないじゃないですかまったく。」とはなんだったのか。目に留まったので買ってしまった活字本だ。他にも数冊買った。
直近で読んだ活字本は、おもしろいけれど暗くて重い話が多かった。そこでこの本に出会った。猫だしかわいいでしょ、きっと。という安直な発想。我ながら馬鹿だねえ、全く。
細かい内容まで言及するつもりはないけれど、殺人や死の絡む話が多かった。全然心穏やかじゃない。黒猫は不吉とされているからだろうか? 短さ故、この文量で面白さを出すのに必要なエッセンスと判断されたからなのだろうか?
ぜんぶで26編収録されているのだが、全て著者が異なる。なので書き方もテーマも全く異なる。でも書き出しだけ同じ。おもしろい。
この短い文章でゾワっとするような伏線回収が行われたり、ホラーテイストな謎を残して終わらせたり、本当に人それぞれ。これぞ醍醐味という感じがする話が詰め込まれた1冊だった。
生き埋めにされている人の話とか何?よくその話に猫を絡めたね??
これと同じルールのショートショート集で『嘘をついたのは、初めてだった』や『これが最後の仕事になる』など他のバリエーションが何冊かあるようなので、そのうち買って読むと思う。
どこぞの会員制の場所で配信されていたショートショートを集めたものらしい。短編集やショートショート集も結構良いかもしれないな。