ギュッと話の濃度が高くなってきたペルソナ3リロード。
助走期間が長いとその分高く飛べるのかもしれないけれどさ。FF13もこんな感じだったな。おもしろかったけど。
たくさん書くことがあって嬉しい限りだけど、あと1~2回くらいで終わりそうな雰囲気が出てきた。
(自称)最後の満月の日
ついに12体目の満月ボスを倒すときが来た。
目的が一致していないタカヤとジンとはついに拳を交えることに。
こいつは荒垣の分!!
こいつは風邪で3日行動不能にさせられた分!!
いや、ジンは何もやってないかも。両方ともタカヤの罪かも。まあいっか。
というかタカヤ、昼間っから拳銃を腰につけているの、誰か通報しろよ。半裸で腰に拳銃って通報するには十分すぎる材料でしょ。
で、最後に残ったのが12番目のシャドウ、ハングドマン。
吊るされた男なんだけれど、そういう風に吊るされているのは想定外だった。
足から吊るされて上下逆さまになっているタロットカードが多いので、てっきりそういう姿だと思っていたのだが……まあこれでも釣るされてはいるのか。たしかに吊るされているや。
ハングドマンは途中から行動回数がものすごく増え、「ずっと俺のターン!!」をやってくる厄介な相手だった。さすがは最後の満月ボス。
タカヤとジンは身投げして、ハングドマンは倒したのでこれで一件落着。
一件落着したら、「死神」のコミュがランクMAXになってしまった。
当然、ここでストーリーが終わると思っていなかったし、死神につながっていく話だと思っていたので、どこか選択肢を間違えてしまったのかと思ってしまった。ペルソナは重要なルート分岐を間違えると、日付が飛んで強制終了したりするのでそれの演出なのかと誤認した。
結果的にはこれで正しい進み方だったみたいだけれども。
大正義コロマル
幾月が裏切った。いや、そもそも仲間ではなかったことが、終わったはずの影時間を迎えた時に判明した。
「計画通り」と言わんばかりに、主人公らを手のひらの上でコロコロコロマルにしていたわけだ。
いろいろと物語の真相が暴かれていくのだけれど、爆破装置のリモコンっぽい物体をコロマルが奪い取り、九死に一生を得る。
やっぱりコロマルなんだよなあ。
結局、影時間は無くならないし、破滅エンドは逃れられないってさ。そろそろ世界を救う話になってくる雰囲気がしてきた。
それにしても幾月の裏切りから退場まで、とってもスピーディだった。本当に荒垣が死んでからの内容濃すぎる。メインストーリーが後半に偏りすぎだよ。カバンの中で振り回された後の弁当かよ。
なお、この場面で幾月と刺し違えるような形で美鶴の父も亡くなっている。どんどん人が減っていく。だから圧縮されすぎだって、11月から。
いろいろありすぎ
まだ終わっていない。
このあとにチドリも死ぬ。
生きながらえることに興味のなかったチドリが、大切な人の命を救って。
命を落とした順平を、自らの命をもって蘇生し絶命したチドリ。順平はチドリのペルソナと合体して覚醒。
だーかーらー、いろいろ起こりすぎだって。今までの虚無虚無タイムはなんだったの。
死の直前でしか気づけないことだってあるのかもしれない。死んでからチドリとくっついたってどうしようもない。
さらにさらに、よくわからない転校生に関しても真実が暴かれることになる。
ハングドマンを倒した段階で「望月」とかいう、あからさまに満月と関係ありますよマンが転校してきたのだ。
めちゃくちゃ余談なんだけれど、「ああ、綾時の声優、羅刹とかと同じ人だな」と気づいてしまった。声の聞き分けがものすごく苦手だったのに、この人が演じるキャラクターは裏切るだのなんだのと、仲間うちでよく話題になっていたのでついに覚えてしまった。すごい、声がわかる。
で。
綾時はXIIIのペルソナ「死神」を司る「デス」だったらしい。デスは過去にアイギスが封印したシャドウ。
たまたま近くにいた幼い主人公に封印していたらしく、力は12個のシャドウとして散らばっていた。それがI~XIIの満月ボスで、それらを倒してしまったが故に力が復活。主人公の中から綾時(デス)が出てきたと。つまり主人公はママ。
アイギスもこのときまで記憶を失っていたが、これを機に封印を守るために主人公の側にいようとしていたことも判明。つまりアイギスもママ。
それらの話を踏まえて会議。FFXのワッカみたいな感情の爆発のさせ方をしてくるよな、順平。
このシーンには順平とゆかりが大人になったなと感じさせられた。
順平が混乱した原因は綾時からの真相の告白。
デスが出てきてしまうと世界中の人々に解除不可の死の宣告がついてしまって、最後にニュクスというヤツが全てを終わらせてしまうらしい。ニュクスって夜の神とかだっけ。どっかのゲームで見たな。
で、どうやっても世界滅亡は避けられないけれど、綾時と殺せば、この記憶も消してちょっと延命しつつ、最後の時までハッピーに生きられるらしい。「どうする?12/31までに決めてね☆」という決断を迫られていて、主人公らは混乱しているという状況。
終わりが見えないことほど動きづらいものはないので、記憶を消すのは危険だよね。
どちらにせよ世界の終わりが避けられないのであれば、終わりの日をわかったうえで行動できたほうが良い。生活するように進んでいく、このゲームシステムからも明らかである。
「さーて、世界救っちまいますか」がいよいよ近づいてきた。
破滅エンドか、ヒーローエンドか、はたして。