「記憶を消してもう一度見たい(やりたい)」
よく聞く表現。その作品に対して、最上級の褒めの一種であると思うし、仮に作った側ならニチャニチャし続けて夜も眠れなくなると思う。気持ち悪いな、寝ろよ。
仮に、自分の記憶を自由にコントロールできたとしたら、その作品に関する部分だけ記憶を消すだろうか。
少なくとも私は消さない。その作品で得た体験を胸に抱いたまま、別の体験をすることでしか味わえない体験があるだろう。それを逃したくない。というか、同じことをやり直すのは時間がもったいないよね。
え、そういうことを言っているんじゃない? もののたとえ??
ということで、勝手に記憶を失った「やり直し」の二周目ヴェスペリアの記事。
中盤オブヴェスペリア
本当にクリアしたのか怪しいRPG、テイルズオブヴェスペリア。
だいたい中盤くらいまで進んだところ。

ストーリーの大筋は覚えていたので、クリアをしたのは間違いない。が、しかし、サブイベントはほとんどスルーしていた可能性が拭えないうえに、スキットも大量にスルーしていた疑惑もある。
二周目用のグレードショップにおいて引継ぎを行ったので、既読スキットは出現しないようになっているはずなのだが、それでもなお、大量にスキットが出現するのがその証明だ。
一周目は途中で飽きてしまったのか、何か急ぐ理由があったのか定かではないが、歴代でもトップクラスに雑な進め方をしたのは間違いなさそう。あのテンペストですらレベルカンスト&追加ダンジョンクリアまでしたというのに。
この謎を探るため、我々はAmazonの奥地へとお急ぎ便で向かった。
記憶にないスキル類
ヴェスペリアの特徴的なカスタム要素、スキル。

このスキル群はかろうじて覚えている。ジアビスの壊れた性能のADスキル達を、ポイント割り振り制にしたことでバランスを保ったカスタム要素だ。
グレードショップで全スキル1ポイントに変化させて、ジアビス同様にほぼ無制限でスキルを取得できるらしいが、引き継いだグレードポイントが172しかなかったのでそんなことは叶わなかった(詳しくは前回の記事参照)。
で、このスキルを取得するために、スキルが付与された武器を装備してLPを得る必要があるのだが、これが全く記憶にない。

装備も合成して付与されているスキルを変化させることで、多様なスキルを取得できる仕組みになっているのだが、合成部分も記憶にない。
ストーリーや戦闘時間を除くと、スキルと合成が現時点で一番眺めている画面と言っても過言ではないのに。本当にこのゲーム、雑な駆け抜け方をしたんだろうなあ。
記憶にないうしにん
テイルズシリーズ恒例のねこにんやうしにんなどの獣人族や、ねこにんの里やナム孤島などの隠し施設は記憶に残りやすい。
が、またしても何も覚えていない。

こんな意味の分からないことを言われて覚えていないはずがない。一周目はスルーしたんだろう。
しかもやっていることがアビスのありじごくにんと一緒で、要求されるアイテムを渡すと、それをありじごくに投げ入れる。というか、ありじごくにんが登場する。意味不明な行為だ。
どうせアビスと同様、時限イベントになっていて、完走するとそこそこ貴重なアイテムか称号あたりがもらえるのだろう。

それにしても、このキャラ大丈夫???
いや、ありじごくにんもこんなのだったけどさ。
ストーリーの記憶
ストーリーの記憶としては、ユーリが好きになれなかった記憶があったのだが、ユーリというよりも、パーティーのほとんどが何かを察しつつも回りくどい言い回しや、(良いことも悪いことも)間接的な表現・行動を取る傾向があるので、じれったさが目立つ。
まあというのも、メンバーそれぞれが思う正義があって、目指す方向がバラバラなので、終盤になるまで「仲間」というより「たまたま同行する人」の側面が大きいのが原因。
ほかの悪い印象は、過去にブログに残していた通りだった。

パティがどうしてもとってつけたような話のように浮いているのと、イベントごとに各メンバーを探して話しに行くパターンが多く、億劫だということ。(実際、パティはPS3から追加されたキャラクター)
戦闘面やシステム面は面白く不便が少ないので、どうして雑に一周目を終えたのかが自分でもわからない。
気の赴くまま、実績埋めまで目指しても良いのかもしれない。かなり時間のかかるものがあったはずなので、気が赴き続ける必要があるけれども。
気の赴くままに続く。