闘争を求めた身体に従った結果、闘争からの逃走を求め始め、活動限界が近づいた。その逃げ込んだ先とは……。
AC6でカロリーを消費したならカロリーを再び蓄えるまでのこと。
Cuisineer
お料理&ダンジョン探索系ゲーム。レストランを経営をしながら食材や素材を自分でダンジョンを探索して取ってくる、よくあるタイプのゲーム。よくあるけど定期的にやりたくなるしやっている。
キュイジニアの舞台は獣人の世界で、主人公以外も龍や犬などの半人のような姿。
ゲーム内目標はたくさんあるものの、これといった時間制限もないので好きなように進められる。食材が尽きるまでひたすら開店しつづけても良いし、探索をし続けて山に籠るがごとく素材を貯蓄しても良い。好きにやれというゲーム。
父さんが残した熱い想い
ゲーム開始早々両親が家から出ていった。というより家にいなかった。森からゲームスタートし、帰宅した時点で誰もいなかったので顔を合わせてすらいない。
平和なゲームかと思っていたらとんでもない両親である。ギャルゲーの導入かよ。
文面からも怪しさはにじみ出ているが、当然のごとく主人公が両親の借金を肩代わりさせられ、これからのレストラン経営もワンオペを強いられることになった。これ、のんびりのほほんと進めるゲームじゃなかったの??世の中金なんだなも。
ワンオペレストラン
ランチタイムやディナータイムは序盤からそこそこ客で賑わう人気レストランなのにもかかわらずワンオペ。厨房と会計のあいだをどたどたと走り回る主人公。
注文を捌き、会計をし、料理を運び……と思ったら料理を持っていくのはセルフサービスらしい。フードコートかここは。お金も自動で置いていくシステムを導入すべし。
挙句の果てには食い逃げをしようとする人を引き留める仕事までする必要がある。こんな村社会なら首根っこ掴んで二度と飲食できないからだにしてやれ。
AC6の消費カロリーが大きすぎたので逃げてきたはずが、こちらはこちらで労働が待ち受けていた。労働からも逃走させてほしい。まだ序盤なのでわからないが、このワンオペからは最後まで逃げられない気がする。最後までこのまま、そんな気がする。
なお、探索パートは探索パートで敵がなかなか強くて序盤からごり押しが効かない仕様。癒しを求めに飛び立った先を間違えてしまったらしい。結局どこの世も闘争だった。
全体的に不便
ゲームは面白いし製作できる料理の種類も序盤から多い。忙しい要素があるとはいえ別に取り返しのつかない要素だったり、時限要素に急かされるわけでもないので適当プレイで問題ないのだが、かゆいところに手が届かない、かゆいままの仕様が多い。
特に大量に発生するクエストがどのクエストで何を求めているのか、他の作業をしながら確認する術はないのが不便。
昨今のゲームであればインベントリで誰かの納品対象になっていることを示すアイコンだったり、依頼者の頭上に納品物が表示されたりするものだが、その類の親切機能は一切ない。
また、その納品の仕様にも難点はある。タピオカティーのアップグレードは屋内の冷蔵庫に入れたままでも納品できるのに、依頼されたクエストのアイテムはインベントリに一度入れた後に直接納品しなければならない。だがしかし、タピオカティーのアップグレードに必要なものは現地でしか確認できない。タピオカは現地確認遠隔納品、クエストは遠隔確認現物納品。遠隔確認遠隔納品にしてよ。
とはいえ、便利システムが浸透してきたのもゲームの歴史で考えると割と近代の出来事なのかもしれない。ゲームの開発には時間がかかる。このゲームだってきっと開発し始めた時はこれが普通だったに違いない。私が甘やかされすぎたのか。
いや、このゲーム、去年(2023年)発売したゲームなんだけど。
アップデート履歴を見ていると2024年4月にもアップデートされている形跡があり、継続してアップデートしている模様。これでも良くなった方なのか、なるほど。もう少し改善されるとなお嬉しいが、私がクリアするまでには変わらないだろう。慣れるしかないか。