なんか発売日にたまたまランクインしているのを見て直感で買った。プリコラージュ。
当然ネットにも感想の一つも転がっていなかったので、前情報なし完全初見。全エンディング・全実績回収済み。
記事前半ネタバレないです。
精々そこらの商品紹介・ストアページに載っているレベル。
記事後半は重篤にならないレベル・やっていないと何の話かわからないレベルの微ネタバレはあります。見出しで区別します。
これに限らず、発売日が私の感覚で直近のゲームは一応配慮します。この作品は製作側も配信に関しては「自分でプレイを楽しみたい方は配信を最後まで見る前に自分でやってみてね!」と記載してくれと書かれていた。配信じゃないけどさ、これ。
ちなみにネタバレされた方が満足度が高いという研究がどっかであったとかないとか。知らんけど。ソースはオタフク。というか気にする奴がこんなところ検索して掘り当てるな。
プリコラージュ -IDOLIZED-
・あ、これ、NEEDY GIRL OVERDOSE系だ
・苦手だけどやってみたら割と面白いやつだ
この2点で購入。比較的読みは当たっていた。エログロないです。いや、一部微エロあったかも。
悪いことしてないです。正当防衛です。
公式のゲーム紹介で書いてあった、
・ネトスト体験!
とか
・闇を暴く!
みたいなものは薄かった。もちろんあるにはあるが、それメインでは無いことを先に書いておく。
推理していく、真実を暴いていくという話であるのは間違いないが、ネトスト予習装置としては使えないので気をつけたいところ。というか紹介ページにあるようなもの以外だって、鍵垢にしていたって公開垢のリプライやその他方法で色々特定出来る。
いや、私もそういうネトスト講座を開きたいわけではない。
まあそれにしても悪意の塊というか、インターネットのわかりやすい闇の部分をわかりやすく凝縮していて、ここまでフルコースになっていることも多々あるんだろうなあと感じた。
最近この「いかがでしたか?」とご縁がありすぎる。
Instagramやめろ
突然InstagramライクなSNSを見せられて、何が何だか分からないまま進んでいく。
なんかよく分からないうちにポチポチと進んでいく。そんな感じ。
最初の導入があっさりしすぎといえばあっさりしすぎだが、「この状況で何をしたいか、何を知りたいかを考える」というのもゲームの一つだと思うので、私はこの点に関して何も気にしていない。
とはいえ短い
エンディングを全て回収した上での感想としては、急展開すぎて「?????」となるルートもあったが、全体として話は面白かったし、いい意味で心臓に悪いまま終われたという感想。
急展開があったが故に、「どういう展開になってもおかしくないだろう」と最後の最後までドキドキしたのは間違いない。
ただ、ボリューム不足感が否めない。800円なので文句を言えたものでは無いが。
それと、推理的なパートが自由に何でもかんでも検索・派生できる訳ではなく、ある程度作者の意図した部分に従って探索しなければならない。当然と言えば当然だが。逆転裁判だってそうだ。異議なし!
とはいえエンディングを見るまでに、「次どうすんだよ!」となりながらも、「きっとこいつはアレだな」とか「こいつとこいつがアレだな?」という推理をしながら楽しめたのは間違いない。
真エンド1時間、実績コンプ2時間半。
※追記 テキストベースのパートが多く、筆者は読むスピードがかなり速いのでその影響もある。それにしても2~3時間で真エンドらしきものにたどり着くと思う。
実績がなかなか見つからなかったが、それにしたって短い。
わかりづらい実績に関しても、私からは匂わせすらせずに伏せておくとする。どうせ明日には出てるでしょ、情報。
【微ネタバレ有】追加感想
当然このストーリーの真相に近い某人間との絡みのエンディングが多いわけだが、Leap of Faithなんかはどうしてこういうエンディング名になったのかはわからなかった。
真エンドらしきものだったり、それに近いところで分岐があるものに関しては、びっくりするほど真逆の結果になったりするので予測がつかず面白かった。が、それ以外のエンディングが「お、おう、突然やな……」となったりならなかったり。
ま、エンディングに差があるのは当然だけど。
何が幸せで、何が正解で、何が「私」で、何がアイドルで、何が何なのか。そんな話でした。テセウスの船とか、そんな命題に似ている。答えのない答えを考えるのは好きなので、「なるほどなー」という感想を抱く。これもまた一意見として。
Vtuberやアニメのキャラ / 声優 あたりにも特に同じことが言えそう。何が本体なんでしょうね、私たち。
【ネタバレ有】ちょっと好きな演出
これ。
Instagramモチーフにしているだけあって、縦画面演出で最後を締めたのは良いなと思った。
Wolf in Sheep's Colothing エンドのキャプションにある通り、まんまアイドルとは何かみたいなところ。【推しの子】もダークながら面白かったし、こういう話、嫌いではないかも。
それでは。